2016-09-24

“僕らは生まれつき身体のない子どもたち” たまの『電車かもしれない』に映像を付けた白昼夢のような名作アニメーション


今回は、不思議系アニメーションとして、とても有名な作品をご紹介します。何度も見てしまう中毒性のある作品です。


2016-09-23

あるはずの点が見えない!驚きの視覚トリック画像!


視覚トリック・錯覚は、私たち人間が分かっていても「そう見えてしまう」もののひとつです。人間は完璧ではないと思わせてくれる貴重な体験でもあります。

こちらの画像をご覧ください。
灰色の網目の中に、等間隔に黒い点が配置されています。

2016-09-22

それを使って!?『もののけ姫』は意外な道具で効果音を付けていた!


アニメの中で聞こえてくる音、普段は意識しませんが、どのように作られているのでしょう?全て本物の音?いやいや、現実には存在しない物もあります。そんな時は…?今回は、ジブリ作品の音はどのようにして作られているのか?その一端が垣間見えるインタビューを『ロマンアルバム もののけ姫』からご紹介します。

2016-09-20

あらゆる分野のクリエイターに影響を与え続けるチェコアニメの巨匠、ヤン・シュヴァンクマイエルの代表作『アリス』


日本の“アニメ”ではない世界の“アニメーション”への扉を開くことになる時、多くの人はこの方がきっかけになるのでは?というほど有名な巨匠、その人がヤン・シュヴァンクマイエルです。
1934年、チェコスロヴァキアのプラハ生まれ。アニメーション作家としてだけでなく、芸術家、とりわけシュルレアリストとして幅広く活動している。その映像表現は一度見たら忘れられない強烈な体験として、カンヌ、ベルリン、アヌシー、チェコ国内など世界中の映画祭で絶賛されている。


CGではなくストップモーション・アニメーションで作り続けるその作品は、奇妙で、不気味で、ユーモアがあり、引き込まれてしまう。その影響は極めて大きく、テリーギリアム、ティムバートン、ギレルモ・デル・トロ、ニール・ゲイマン、ブラザーズ・クエイ、ビョークを初めとする数多くの映画監督、クリエイターの尊敬を一身に集めている。


■代表作:アリス

ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』を原作に3年の歳月をかけ製作した長篇第一作。9歳の少女をアリス役に起用し、実写とコマ撮りを組み合わせ、アリスの人形や白ウサギの剥製、気違い帽子屋の人形、靴下の芋虫など、様々なオブジェがユーモラスにグロテスクに動き回る。数ある“アリス” ものの中で群を抜いてオリジナリティが高く、国内外のファンも多い。


彼はアニメーション好きを超えた知名度と人気を誇っている方ですので、【ユーリー・ノルシュテイン】とシュヴァンクマイエルは、世界のアニメーションに興味を持った方ならば必ず聞くことになる名前だと思います。

今回は、ご本人の特設アカウントが(新作『Insect(虫)』の製作のため、製作費を米クラウドファンディングのIndiegogoで募っていた。https://www.indiegogo.com/projects/the-last-film-by-jan-svankmajer-insects--4#/)アップロードした代表作『アリス』の公式動画、それも見どころをピックアップして編集されたものをご紹介します。

2016-09-19

“アート・アニメーションの神様”ユーリー・ノルシュテインの代表作『霧の中のハリネズミ』


「日本の“アニメ”」を越えて「世界の“アニメーション”」に踏み込んだ時に、必ず知ることになる巨匠、それがユーリー・ノルシュテインです。
1941年ソ連生まれのロシア人アニメーター。切り絵を用いた緻密な作風で知られ、アート・アニメーションの神様的な存在。日本でも高畑勲監督が解説本を出版するなど、世界中のアニメーターからリスペクトされている。

ノルシュテイン氏はスタジオジブリとも関わりがある方で、ジブリ美術館で『ユーリー・ノルシュテイン展』が行われたこともあります。また宮崎駿さんも長編引退会見で「ノルシュテインは友人です。負けてたまるかという相手でして……それほどでもありませんが(笑)」という言葉を残しています。

ちなみに以前ご紹介したアニメーション作家【アレクサンドル・ペトロフ】は彼の弟子に当たります。今回は、ユーリー・ノルシュテインの代表作のひとつ『霧の中のハリネズミ』(または霧につつまれたハリネズミ)をご紹介します。彼がなぜそこまで敬愛されているのか、この一作だけで分かるかもしれません。