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2023-07-15

宮崎駿、押井守、庵野秀明の3人が山小屋で「少女漫画の映画化」について語っていた!


今回は、書籍『ジブリの教科書17 コクリコ坂から』に収録されている、鈴木プロデューサーによる「汗まみれジブリ史 今だから語れる制作秘話! 社会全体が前向きだった時代を悪戦苦闘して描いた青春映画」より、豪華な会合をご紹介します。サラッと書いてありましたので、サラッとご紹介。

 遡ること二十年前。信州の山小屋で夏休みを過ごす際、宮さんは姪っ子が置いていった少女漫画雑誌を繰り返し読んでいました。その中で目にとまったのが『耳をすませば』と『コクリコ坂から』。遊びに来た押井守や庵野秀明らと、「どうやったら少女漫画を映画にできるか」を議論したりもしていました。

仲良し三人組、山小屋で少女漫画を語る!


この議論、聞きたい!議題となった作品は、やはり『耳をすませば』と『コクリコ坂から』なのでしょうか?どちらも宮崎監督は監督をすることはありませんでしたが、参加はしていますので、ここでの議論が作品に活きたのだとしたら、『耳をすませば』も『コクリコ坂から』もある意味非常に豪華なクリエイターたちが参加した作品ということになるのではないでしょうか?


2021-04-02

『耳をすませば』の絵コンテから分かること。天沢くんの父親はここに出ている!


ジブリの絵コンテから分かること、今回は『耳をすませば』です。『耳をすませば』は、ご存知の通り、雫と天沢くんが中心となって動く物語ですが、特に天沢くんのご両親が出てきたという記憶はありません。しかし、よく見ると父親だけは登場しているのです!今回は、その登場シーンを絵コンテを交えてご紹介したいと思います。


それは物語が30分を過ぎた頃、雫が職員室で先生に本の寄贈主を聞きに行った時。

その寄贈主が天沢聖司の親だと分かって驚愕した雫。
 

2017-02-23

『耳をすませば』の劇中劇「バロンのくれた物語」のシーンは、細かな背景にも名前と意味がある!


『耳をすませば』で雫が書いている劇中劇「バロンのくれた物語」。

このシーンに登場する美しい背景は、画家・井上直久さんの生み出した世界『イバラード』が元となっていますが、シーンとしてはほんの短い間だけに登場しています。しかし、この短いシーンの中でも、その背景の一つ一つには意味があり、非常に内容の濃いシーンとなっているのです。今回は、そちらを書籍『「バロンのくれた物語」の物語』からご紹介します。

2017-01-26

どうしてジブリはプロの声優を使わないのか?その理由。


ジブリ作品はには必ず聞かれる疑問があります。疑問に思っている方も多いであろうこの問い、「どうしてジブリはプロの声優を使わないのか?」厳密には、ジブリ作品もプロの声優さんを使用しているのですが、他のアニメ作品と比べるとその比重は少ないのかもしれません。今回は、その理由をご紹介します。

2016-11-18

『猫の恩返し』は『耳をすませば』の雫が書いた物語である!


『猫の恩返し』には『耳をすませば』のバロンが出てくるところから、この2つの物語はつながっているということが分かります。

とはいえ、どう繋がっているのか?それは作中の描写からは分かりません。今回は、書籍『ロマンアルバム 猫の恩返し』に収録されている、原作者の柊あおいさんのインタビューより、『猫の恩返し』と『耳をすませば』の素敵なつながりをご紹介します。

2016-09-06

イバラードの世界をジブリキャラが訪れる、夢のコラボ動画


『耳をすませば』の背景にも使われた井上直久さんの『イバラード』の世界。その風景画を井上さん本人が厳選し、CGと2Dアニメーションを加えることにより表現した映像画集『イバラード時間』という作品があります。

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この『イバラード時間』の中にジブリキャラが入りこんだら…という夢のようなAMV動画をご紹介します。

2016-01-27

『耳をすませば』 カントリー・ロードの歌詞を巡る宮崎駿との対立、近藤監督が涙した理由


ジブリの『耳をすませば』で歌われる『カントリー・ロード』の和訳歌詞は、鈴木敏夫プロデューサーの娘さんが作詞したものです。ただし、その歌詞はのちに宮崎駿さんが多少アレンジを加え、それが現在の完成版となっているそうです。

今回は、この『カントリー・ロード』の和訳歌詞を巡る、近藤喜文監督と宮崎駿さんの対立と、そこに秘められた思いをご紹介したいと思います。

2015-09-17

『耳をすませば』のエンディングで、杉村と夕子が一緒に下校している!?


『耳をすませば』のラストシーン。

「雫!大好きだ!」

こっちが赤面してしまうくらいストレートで甘酸っぱい一言の後、物語はエンディングへ向かいます。今回は、このエンディングが本題です。雫が作詞した『カントリーロード』が流れてから、2分20秒ほど経った頃。

夕暮れ、下校する女子中学生の集団がやってきます。

2015-08-07

『耳をすませば』絵コンテから分かる杉村くんの心情…頑張れ杉村くん!


ジブリの絵コンテから分かること。今回は『耳をすませば』の絵コンテから分かる、杉村くんを思わず応援したくなってしまうような彼の心情(および宮崎駿さんの心の声)をご紹介します。

物語は中盤。原田夕子の気持ちを知らず、彼女に「(友だちに頼まれて)手紙の返事をくれ」と言ってきた杉村を呼び出した雫。

夕子の気持ちを伝え、
杉村に説教してやろうと試みるも…

杉村の口から出た言葉は…

「俺、お前が好きなんだ。」

2015-07-18

絵コンテで分かる『耳をすませば』のラストシーンに隠された天沢くんの「計算」!


ジブリの絵コンテからわかること。今回は『耳をすませば』から、甘酸っぱぁ~いラストシーンに隠された天沢聖司くんの秘密をご紹介します。

物語はクライマックス直前。
朝、目を覚ました雫が窓を開けると、そこには…

なぜかいる天沢くん!

2015-01-14

『耳をすませば』の天沢聖司の声(高橋一生)は声変わり直前に収録されていた!


一部ではストーカー説もあるイケメンジブリ男子、『耳をすませば』の天沢聖司くん。

声を演じられたのは俳優の高橋一生さんです。

その高橋一生さんが「スタジオパークからこんにちは」(NHK総合)で、「耳をすませば」の収録秘話を明かしていたそうです。
以下、『ジブリ作品「耳をすませば」収録は声変わり直前 高橋一生が秘話を語る』から一部抜粋してご紹介します。

2014-07-06

ジブリ美術館で上映している『星をかった日』はハウルの少年時代の話!?


ジブリ美術館にてある一定の期間上映されている、井上直久さんの『イバラード』の世界を短編アニメ化した作品『星をかった日』。

原作:井上直久「イバラード」より
脚本・監督:宮崎 駿

ノナ少年はいつの間にか誰もいない砂漠をひとりで歩いていました。ノナは、そこでふしぎな女性ニーニャと出会い、彼女の農園の小屋で暮らし始めます。そんなある日、ノナは野菜とひきかえに星の種を手に入れて育てることにします。

この短編アニメが『ハウルの動く城』のハウルの少年時代の物語である、という一見疑わしい話があるのですが、これが事実なのです。以下、井上直久さんのツイート。

2014-04-27

ジブリ好きも、そうでなくても必見!最高峰のファンタジー世界『イバラード』の美しいアート


「ため息が出るほど美しい」という言葉は、この方の作品のためにあるのだと思えるほどに、綺麗で、上質で、ファンタジックな世界、井上直久さんの『イバラード』

以前の投稿では、ジブリの『耳をすませば』に使われた井上さんの絵を紹介しましたが、今回は、純粋に彼の素晴らしい作品を一部ご紹介したいと思います。クリックで拡大して御覧ください。


イバラードへ

多層海麗日2006

多層海、麗しき宵

世界は私の標本箱

2014-04-23

『耳をすませば』に影響を与えた画家、井上直久さんと美しい『イバラード』の世界


『耳をすませば』で雫が書いている小説『耳をすませば バロンのくれた物語』。彼女がイメージする『バロンがくれた物語』の美しい世界のシーンがこちら。


いざ、お供つかまつらん!ラピス・ラズリの鉱脈を探す旅に。







この美しいシーンには、元となる広大な世界観と絵が存在します。それが、画家・井上直久さんの紡ぎだす『イバラード』の世界です。イバラードとは、井上直久さんがライフワーク的に描きつづっている空想の世界の名称です。


井上直久さんとその作品



■井上直久

▼プロフィール
広告代理店のデザイナーを経て、高校の美術教諭に。83年、『イバラードの旅』で講談社絵本新人賞受賞。92年、高校を退職し、作家活動に専念。95年、映画「耳をすませば」の制作に参加。「バロンのくれた物語」の美術を作成する。現在、成安造形大学教授。“イバラード”というオリジナルの世界を舞台にした作品を20年以上描き続けている。


そして以下が『バロンのくれた物語』のシーンの元となった、井上さんの絵です。(小さい画像はクリックしてご覧ください)

2014-04-22

『耳をすませば』には中・小トトロとジジがゲスト出演している&その他豆知識!


スタジオジブリ第8作目の作品『耳をすませば』

好きな人が、できました。

監督は故・近藤喜文氏。原作は柊あおいさんの少女漫画です。ジブリ版のこの作品には、たくさんの遊び心が詰まった“隠れキャラ”や“文字”が散りばめられています。

例えば、雫が書いている『耳をすませば バロンのくれた物語』のイメージが描かれるシーンの中には、『となりのトトロ』から中トトロと小トトロ、『魔女の宅急便』からは黒猫のジジがゲスト出演している箇所があります。