ラベル となりの山田くん の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル となりの山田くん の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2022-01-19

ジブリが嫌いな人はスカッとするかも?高畑監督を「クソインテリ」呼ばわり、押井守監督の『おもひでぽろぽろ』&『平成狸合戦ぽんぽこ』評がボロクソである意味面白い!


宮崎駿監督とは仲が良いのか悪いのか、よく分からない「旧友」の一人である押井守監督。


衒学性のあるストーリーと幻想的な映像を併せ持つ作品を生み出す名監督ですが、ジブリの体制や作品に対してはかなりハッキリと意見を述べ、時には強い批判を入れる貴重な存在でもあります。(参考にどうぞ:押井守の語るジブリの闇「なぜジブリに対する批判的な意見が活字にならなかったのか?」押井守監督「ジブリは宮さんが撮れなくなったら“おしまい”」 

そんな押井監督が「なぜスタジオジブリの作品は(公式の場では)絶賛され続けるのか。この辺の事情を具体的な個々の作品に触れながら明らかにしてみたい、あらゆるバイアスを無視して語ってみよう」という意図のもとに語ったインタビューを書籍にした『誰も語らなかったジブリを語ろう』が出版されています。




この本の中で押井監督は、ジブリ作品を時に評価し、分析し、また時にハッキリと強く批判しています。特に高畑監督の作品は強く批判しており、それがある意味非常に面白いものとなっています。ですから、今回は押井監督が特に強く批判している『おもひでぽろぽろ』と『平成狸合戦ぽんぽこ』を該当部分をご紹介します。

※今回ご紹介する話は、ジブリが好きな方よりも、むしろ「ジブリウザい、嫌い」などと思ってる方にとっては読んでいて気持ちがいい話かもしれません。

2017-12-11

なぜ!?『ホーホケキョ となりの山田くん』は面白すぎるエピソードを削って作った!


残念ながらジブリ作品の中でも屈指の不人気を誇る『ホーホケキョ となりの山田くん』。
「ホーホケキョとなりの山田くん」の画像検索結果

しかし作品を観た方の多くは絶賛しており、決して作品としての出来が良くないわけではなく、興行収入は作品のクオリティと全くイコールではないことががうかがい知れる一品です。

この作品、観た方は感じたと思うのですが、非常にほのぼのとしたコメディで、大きく笑えるというものではありません。そこには、この作品のある秘密がありました。今回は、書籍『ジブリの教科書11 ホーホケキョ となりの山田くん』に収録されている鈴木敏夫プロデューサーの語り下ろし「四コマ漫画から生まれた五時間超のシナリオ」より、ちょっとビックリしてしまう高畑監督の作品作りをご紹介します。