2013-11-21

まるでジブリや初期FFの空想世界…ルイージさんと小さな飛空艇の部屋


幻想に溢れた夢の部屋がここにある。


※クリックで拡大できます。


これは、建築家であるLuigi Prina(ルイージ・プリナ)さんの部屋。彼は2013年の時点で83歳。部屋の天井を埋め尽くしているのは、全て飛ぶことのできる模型飛行機で、彼が創りだした作品たちである。

ルイージ・プリナさん

『天空の城ラピュタ』や『ファイナルファンタジー』の飛空艇の世界が、
そのまま現れたような小さな飛行模型船

素材は薄紙やバルサ材から作られていて、流線形のデザインから重さ(20〜50グラム)まで、すべて飛行のために最適化されている。航空機との唯一の違いは、エンジン駆動ではなく、内部にあるゴムでプロペラが動くという点。






こちらはダ·ヴィンチの飛行機械

ルイージさんは、若い頃から模型航空機に興味を持っていた。16歳の時に、模型航空機の競技会に参加し、優勝した経験を持つ。その後、50年の年月を建築家として歩んできたが、ある時、友人の画家とボートビルダー(船大工)の3人で、「ルイージは模型の船を飛行機のように飛ばすことができるか?」という賭けをすることになる。

船大工の友人が賭けに乗ったが、彼はそのすぐ後に、翼をはためかせた船がスタジオ中を駆け回るのを見ることになった。


これがきっかけとなり、ルイージさんに新たな情熱の火が灯った。以来、現在に至るまで20年間近く 、ルイージさんは、小さな空飛ぶ船、空飛ぶ自転車、型にはまらない独創的な飛行機械たちを生み出すことに、人生を捧げることとなる。




ルイージさんは、プロペラに使用するゴムを日本から直接輸入している。日本のゴムは純粋なインドのゴムから作られており、最大20年まで持続する唯一の​​ゴムバンドであるという。

小さな船たちが勇敢な航海をしている最中、ルイージさんは、献身的な目でそれを注意深く見つめている。


ルイージさんは常に子どものような笑顔でいる。そして、それはこの飛行模型たちのおかげである。


ルイージさんを紹介した動画。模型飛行機が飛ぶ姿も見られます。


ルイージ・プリナさんのサイト【http://www.navivolanti.it/
イタリア語なので分かりづらいですが、ルイージさんの製作した独創的な飛行模型の写真や、それらが飛んでいる動画が見られます。


記事は 【http://blinkingcity.com/luigi-prina-ships-sail-clouds/ より。(さらに多くの情報は、こちらのサイトをぜひご覧ください。)この記事を見つけた時、探していたものが見つかったかのような感動を覚えました。この部屋を頭のどこかに丸ごと入れておきたいくらいです。